カテゴリ: その他の病

前回に触れた陥入爪のお話。

2019年に書いた記事はこちら



当時の処置のおかげで数ヶ月は快適でいられましたが、実は生えてきた爪が再び陥入爪として伸びてきてしまったので、全く解決されていなかったのです。
これも歩けないでいる大きな理由の1つになっていました。

そして先月…

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ステロイドに加えアクテムラも使用していることですし、やはり感染症が怖いので、町医者へ連れて行くことにしました。
以前に行った皮膚科は大外れだったので、今回はもっとしっかり爪の治療をしてくれそうな形成外科に行ってみることにしました。

まず最初にWMであること、たくさん薬を服用していること、そして大学病院では「手足の爪の変形はステロイドの長期服用が原因ということも考えられる」と言われたことがあるなどを伝えます。

でも先生曰く、薬が原因というよりは、普段の生活に問題があるのでは?とのこと。
 

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はい、出ました! 整形外科に続き、またしても「歩いていない」との指摘が!
つまりこういうこと!?


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歩くのが大事だということは分かったけれど、根本的な痛みがなくならなければ、動きたくても動けないわけで…

で、陥入爪をどう治療するかというと、大学病院では手っ取り早く皮膚に食い込んでいる部分の爪を切ってしまわれましたが、こちらのクリニックではクリップやワイヤーを使用して、長期間かけて治していくとのこと。


ワイヤーを使用した陥入爪の治療


早速処置していただきましたが、これまで試していた市販のクリップと違い、爪の持ち上がり具合が全然違うようです。
ちなみにこのワイヤー、1本のお値段が2,000円。両足なので4,000円
爪は伸びてくるので1ヶ月ごとに取り替える必要があります。
WM関連の治療代に加え、この出費…
母は「こんなん続けてられへんで」と言っていますが、治らないWMと違って完治を目指せるのだから、頑張って続けてもらわないと!!

翌日、大学病院内の整形外科を受診しました。
痛みの原因は予想通りで…


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WM関連の持病の痛みに加え、加齢による痛みが加わってしまいました。 
痛み止めを処方してもらうにも、すでにいろいろ服用しているので、今以上に出しようがなく、先生はリリカの量を増やしたいようでしたが、以前に増やして体調が悪くなったのでそれは却下。

仕方がないので、ひとまず今現在の痛みをなんとかするべく、足と腰に注射(炎症剤と鎮痛剤)と、腰を支えるためにコルセットを巻くことになりました。

でもこれで治るワケではないので、やはり普段の生活の見直しが必要とのこと。
 

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病気の痛みのせいで、歩けないでいるのに!?
(それともう1つ、また陥入爪の問題もありまして。次回書きます)
体幹トレーニングを調べてみると、母には無理そうなものばかり。
ストレッチはしているけれど、それじゃ筋肉はつきませんし…

後日、注射が効いて疼きだけは改善!(動かす時の痛みはそのまま)
一時的なものかもしれませんが、少しでも緩和されて良かったです。

これまで外出といえば近所のスーパー(しかもそこまで行くのは車)くらいだったので、なるべく歩かせようと、花見がてら散歩に連れ出すようにしています。
動けるうちに、頑張って足腰を鍛えてもらわなくては!

4月は母の誕生月。
プレゼントの1つにこんなものを注文しました。

母キャラのオリジナルマグカップ

「なんで誕生日プレゼントに闘病生活柄やねんっ!?」
と思ったけれど、カワイイから、まぁいいかと…
母も喜んでくれました

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大病院での診察日のその前々日。
母、昼食中に上の一番奥の歯がボロッと折れました
 「いつか抜かないといけない」と言われていた、以前記事に書いた歯です。
少しだけ残っているので、おそらく全部抜かないといけないのでしょうが、 この歯を抜くときは、骨が脆くなるというステロイドの副作用を抑えるために服用している薬を止めなければいけません。
ちょうど大病院へ行く前だったので、急いで歯科に電話。
予約でいっぱいでしたが、事情を説明しお願いして診ていただきました。
 抜歯と骨粗鬆症治療薬とステロイドについて書いた記事はこちら
 

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以前の記事に書いてありますが、ステロイドを服用しているため、抜歯後の感染症など心配なことが多々あります。
しかも今回抜けた歯だけでなくもう片方も抜くことになりそうです。
こちらは以前通っていた歯科医の治療失敗により調子が悪かった歯。
休薬のついでに、まとめて治療していただいた方が良いですものね。
 

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知りませんでした。奥歯がないままになるんですね。
治療はお上手な先生なので、抜歯していただくのは問題ないと思うのですが、やはり心配なのは感染症。
というのも母、歯石が溜まりやすい歯並びをしています。
何事もなく無事に済んでくれると良いのですが。

実は足の爪を切り取った痕もあまり思わしくない状態で、結局好きな靴は履けず、ほとんど歩かないでいます。( 陥入爪手術の詳細はこちら
手首の痛みは日に日に増すばかりですし、何一つ治らないところへ今度は抜歯・・・心配事が増える一方です。

今回はWMとは全く関係のない話です。

母は長年巻き爪に悩まされています
昨年あたりから「歩くのも痛い!」と言い出し、遠出の買い物やブラブラ散歩するといったことを全くしなくなりました。
とうとう「歩かなくても痛い!」というほどになってしまったので、巻き爪を診ている皮膚科へ行くことにしました。(何度か登場するかかりつけの皮膚科は巻き爪は専門外なので初めての医院です。)
 

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この先生、母の爪がどういう状態なのか、巻き爪にはどのような治療法があるのか、そういった説明は一切なし。
いきなりストローのようなものを差し込もうとし、散々いじくりまわして痛い目にあわせておきながら断念!
出来ないなら診療項目に「巻き爪」って書かないでくださいよ・・・。
母も母で何も質問せずに帰ってきてしまいました。
紹介先はWMで通っている大病院の形成外科です。
また酷い目に合ったり、いろいろ質問できるか心配になったので、この日はワタシも同行しました。


陥入爪


「他の方法で時間をかけて治療するより、切り取るのが一番!」と仰られては、もうそれでお願いするしかありません。
しかも手術は今すぐ!10分ほどで終わるとのことです。

ステロイドを服用していることを伝えると、2錠なら問題ないとのこと。
今の状態でも化膿すれば危険ですし、リスクは同じだそうです。

先生は「簡単な手術」という感じで説明してくださいますが、やはり爪を切り取るなんて怖い!
母、とても不安がっていたので、この日はついて行って本当に良かったです。
 

陥入爪の手術


先生が「麻酔、痛いですよ〜」と何度も仰るのですが、先日の皮膚科で触られた方がよほど痛かったそうです。
麻酔は指、指の間、足の裏など何箇所も針を刺されたとのこと。
術中は何の痛みもなく、ずっと看護師さんが話しかけてくださっていたので、あっという間に終了しました。

もし生えてきた爪が、また巻いたり食い込んだりするようなら、今度は爪を全部取ることになるかもしれません。

切り取った後のお手入れ方法に、爪の切り方なども教えてくださり、終始笑顔でとてもやさしく丁寧な対応の先生でした。

後日、翌日と1週間後の2回経過を診ていただきましたが、全く問題なし!
痛みは1週間続くと言われていたけれど、血液内科で出されている鎮痛剤が影響していたのか、術後の痛みはほとんどありませんでした。

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ちなみに手術代ですが、これがなんと3千円!!(2割負担)
こんなにお安いのなら、もっと早く診てもらっておけば良かったです。
というのも、これまで靴選びは、指が痛まないことが最優先だったため、選択肢が非常に限られていました(つま先が広い高い、生地が柔らかいなど)。
今後は自由に選べそうです。


《2019.6.12 追記》
後で調べてわかったのですが、最初に皮膚科でされそうになった処置(チューブを爪に差し込む)はガター法と言って、本来局所麻酔をしてからするようです。
どうりで拷問のような痛さだったわけですね。
ここ数年前に出来た新しい医院で、先生は大学病院で講師に医長の経歴や現在は非常勤医師もしておられる…というのをウェブサイトで見て、ここは良さそうと思ったのに、大ハズレ!
この先生の対応は本当に酷かったです。 
まぁ、さっさと諦めて紹介状を書いてくれたおかげで、良い先生に良い処置をしていただけたのですけどね。 

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